平成31年2月14日「バレンタインデー」に、妻と二人で映画「洗骨」を観に行ってきました。
〈洗骨とは〉
今はよく見なくなった風習で、沖縄の離島、奄美群島などはは残っているとされる。
沖縄の粟国島(あぐにじ)では島の西側に位置する
「あの世」に葬られた死者は、肉がなくなり、骨だけになった頃に、縁深い者たちの手により骨をきれいに洗ってらいよう、ようやく「この世」と別れを告げること。
「映画「洗骨」公式サイト」より引用
私の田舎与論島は、昔は土葬でした。平成15年に火葬場が出来今は火葬が一般的ですが、祖父が亡くなった時は火葬場が出来てすぐで、火葬・土葬が選ぶ事が出来た。
「遺体を燃やすなんて可哀想」という雰囲気の中、祖父は土葬だった。数年後の洗骨際は私は仕事の都合で立ち会えてません。
「遺体を燃やすなんて可哀想」という雰囲気の中、祖父は土葬だった。数年後の洗骨際は私は仕事の都合で立ち会えてません。
そんな私の中の私も気が付いてない小さな引っ掛かりに対しての、妻からのバレンタインデーのお誘いだったようです。
ネタバレ無しの「洗骨」を観た小さな感想
映画は「沖縄県の粟国島の風葬後の洗骨」私の田舎は「鹿児島県の与論島の土葬後の洗骨」という事で「洗骨」に参加していない私でも、何となく分かる違いはいくつかありました。
私が知る限り、与論島の中で「死者の地域と生きる者の地域」は分かれてなかったと思います。
田舎世話焼きの年配?長老?のおばさん、近所付き合い、綺麗な海、島の雰囲気(建物やサトウキビ畑、舗装されてない田舎道)等々は与論島での生活にとても似ていて、懐かし感じました。
セリフ「都会には洗骨より大事な事があるのかい?」
私の父は「仕事が忙しいのならいいよ」って言うてくれて、当時の私の中でも単純に「おじいちゃんの骨をキレイにする事、仕事も忙しいし少し恐いな」って感情があったのは確かです。
「骨をキレイにする」って事以上に、先祖・祖父・父や母・親戚一同・私や兄弟にとって「洗骨」はもっと大事な意味があったんだな。って、今さらながら考えました。
「洗骨の儀式の場面」は苦手な方もいるかも?
映画「洗骨」は涙あり笑いありで、良かったです。ただ、「洗骨の儀式」の場面はかなりリアルです。骸骨が苦手な方は無理かも?
このブログは実は、祖母の葬式(祖母は火葬)後すぐに始めました。100年以上の人生を送った優しかった祖母、その祖母の死に立ち会い無性に何か新しい事を始めたくなったのです。
妻からの粋な「バレンタインプレゼント」でした。
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